CIのプレゼン
令和3年10月25日(月)
本日のLHRで、2年生のCIの優秀プレゼンター達が分散して1年生の各教室でポスタープレゼンテーションを行いました。
CIとは、国の学習指導要領で必修と定められている「総合的な探究の時間」の本校独自の呼び名で、Contemporary Issues の略です。高1以降、自ら課題を設定し、調査研究を重ねたのちに、2年次に中間報告としてのポスタープレゼンテーションを行い、2年の最後に論文にまとめます。途中、2年次の2学期に、他校では一般的に修学旅行と呼ばれる「現地研修」を行い、知見を深めます。正に総合的な探究そのものです。
本日1年生に行ったプレゼンター達は、事前に自クラス内で行ったプレゼンによって優秀者に選ばれたプレゼンター45名です。私もいくつかの教室も見て回りました。研究テーマは、教育、医療、国際関係、環境、福祉、犯罪など様々で、どの2年生も、それぞれポスターの作り方に工夫があり、大きな声で明瞭に話していました。1年生も聞く姿勢がよく、質疑応答では、難民問題をテーマに日本はもっと積極的に難民を受け入れるべきだと主張した先輩に、「難民受け入れによる治安の悪化にはどう対処したらいいのか」という鋭い質問が出ました。先輩は、「日本語教室を充実させ、日本語力の向上を図るとともに、そのレベルに合わせた就職口を提供するシステムを作ることで、経済的安定を保障してあげれば治安問題の対策になると思う」とこれも見事な応答でした。先輩たちのプレゼンは、1年生にとっては1年後の自分の姿を思いながら、十分に参考になったことと思います。