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卒業式

令和5年度卒業証書授与式を執り行いました

祝電

卒業生入場

卒業証書授与

送辞 

 

 寒さも和らぎ、暖かな春の風が花摘みの丘を包み込む今日の佳き日、晴れて卒業を迎える三年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表し、心よりお祝い申し上げます。

「卒業」、漢字であらわすとたった2文字なのに憧れだった先輩方の三年間がギュッとつめこまれていると思うと心にズシッとその言葉が響きます。

 私たちから見た先輩方は勉学に勤しむ姿はもちろんのこと、行事ごとにもいつだって全力で、優しくそしてしたたかであり、すべてが憧れの的でした。右も左もわからないような私達をいつも導いてくださる心強い存在でもありました。

 文化祭シーズン。これが開智の文化祭なのかと圧倒されながら、ワクワクとした気持ちで胸が一杯になり、先輩方が作り上げる文化祭を最大限楽しんだことを覚えています。全員が主役であることを強く感じ、みんながキラキラと輝いて見え最後のエンディングでは涙目になったくらいです。文実でしたっぱとして仕事をしていましたが、直前の直前までどうしたらより多くの人に楽しんでもらえるだろうと工夫をこらし、テキパキと動く先輩方の背中はとても大きくかなわないと感じさせられました。

 体育祭や球技祭では全身全霊で戦い、声がかすれるまで応援しあい、燃え尽きるまで楽しんでやろうという先輩方のやる気と熱気に私達も気持ちがどんどん高まり、今までで経験したことのない高揚感と充実感の中行事を楽しんだことがとても印象に残っています。

 行事ごとが落ち着き、自習室や三角コーナーで真剣に勉強をしていたり遅くまで特講に出席し、少しでもスキマ時間があればすかさず勉強に時間を当てるそんなストイックな先輩方の姿がよく目に入るようになりました。その姿を見て私達も身が引き締まり、次は先輩方のように私達が自分自身を律し、頑張らなければならないと強く実感し焦りを覚えている今日このごろです。

 いつだって前を歩いてくれる先輩が素敵に映って見えたから毎日頑張ろうと思えたんです。たくさんの縁が巡り巡って皆さんのような先輩方と出会えたこと、心から嬉しく思います。

 私達は先輩方の一部分しか知りません。ときに対人関係において衝突があったり、進路や人生について真剣に悩んだり、誰にも見せることの無い苦い思いを飲み込んだときもあったのでしょう。そういった様々な壁を乗り越えてきたからこその先輩方の魅力なんだろうと私は勝手ながらに思っています。

 今日を境に、先輩方は各々の志した道に向かって確実に前進なさることと思います。自由が与えられ、できることの幅も広がり自分次第でどんな素敵な未来をも切り開くことができるその先に見える景色を、先輩方が見てる景色をもっと身近で見ていたかった。そう寂しさを抱きながら思っています。それでも今日で先輩方にかわり私たちが高校三年生として、開智の模範としてやっていかなければなりません。憧れの先輩方に追いつけるよう、いや憧れていてはよくないのでした。追い越すつもりで精進します。

 最後になりますが先輩方のますますのご活躍を在校生一同祈っています。さよならを言うにはなんだか惜しいのでまたどこかで活躍を見れることを心待ちにしています。たまに近況をきかせてください。新境地でも自分らしさを貫いてまっすぐ道を突っ走ってください。今までありがとうございました。そしてご卒業本当におめでとうございます。

 以上で送辞の言葉とさせていただきます。

 

                      

在校生代表  2年8組 佐々木愛莉

答 辞

 

厳しい冬の寒さも和らぎ、春が感じられる良き日、私達二八六名は開智高等学校を卒業します。

まずは校長先生をはじめ、先生方、保護者の皆様、多数の方のご臨席を賜り、このような式を開いていただいたこと、卒業生一同、心より感謝申し上げます。

振り返ると、開智高等学校で過ごした三年間で多くのことを学んできました。学業はもちろんのこと、人々との関わり方、主体性とは何なのか、知らないことがたくさんあり、発見に満ちていました。

コロナウイルスの影響で多くの事が制限されていた中始まった私達の高校生活。思うような生活が送れず、想像していた物とはかけ離れていました。話し合いもなく、行事も満足には行えませんでした。それでもクラスメイトと親交を深め、学校生活を楽しんできました。

そんな中迎えた二年生。制限も緩和され、私達の活動も活発になっていきました。初の会場開催の時鐘祭、ようやく思い描いていた高校生活が始まった気がしました。クラスとの関わりも増え、個人的には一番高校生らしい生活を送れたと思っています。制限で断ち切られてしまった行事の伝統を全員で協力して再建にとどまらず、更によりよい物へと進化させる事が出来たと思います。

そして、高校生活の集大成といっても過言ではない高校三年生。今まで学んできた事を発揮すると共に、後輩へと伝えていく立場となりました。コロナ明け過去最大規模の時鐘祭と体育祭。最高学年としてふさわしい姿を後輩や、来校していただいた方々に示すことが出来たと思います。

この三年間と受験という大きな壁を乗り越えた私達は大きく成長できたと思います。この成長は私達だけの力で出来たのではありません。厳しくも親身になって指導していただいた先生方、学校を運営してくれた方々、なにより高校に通わせてくれた保護者の方々の支えあってこそです。本当にありがとうございました。

これから先私達はそれぞれの進路を歩むことでしょう。また、大きく自立していくことと思います。この三年だけでなく、今までの十八年間学んだことを活かし、新たな世界へ羽ばたいて行きましょう。

楽しいこと、嬉しいこと、つらいこと、新しい経験、ここでは連ねきれないほど多くの経験をさせてくれた開智高等学校に本当に感謝しています。ありがとうございました。

私達は数え切れないほどの優しさに支えられてこの卒業の日を迎えることが出来ました。

本日、私達二八六名はそれぞれの未来へ向かって歩き出します。

開智高等学校への心からの感謝を捧げるとともに、更なる発展を卒業生一同お祈り申し上げ答辞といたします。

 

令和六年三月十六日 

第三十九期卒業生代表  谷 晴秋

表彰

大村賞

優秀賞

皆勤賞

学校長式辞

学校へ記念品贈呈

学校より記念品贈呈

同窓会より記念品贈呈

在校生 送辞

卒業生 答辞

卒業生退場①

卒業生退場②

卒業生退場③

卒業祝賀会