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3学期がスタート

アチーブメントテストに臨む1・2年生

令和3年1月8日(金)

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 緊急事態宣言の再発令とともに不安な3学期がスタートしました。校内でのクラスターは何としても防がなくてはなりません。生徒達に適切な予防行動の徹底を働きかけつつ、学校としても細心の注意を払って教育活動を行ってまいります。

 放送による始業式では、校歌をCDで流しました。今年度は、生徒達が校歌を歌う場面が一つもありません。特に1年生は、入学式で一度聞いただけですから、音楽選択者は授業で聞いているらしいですが、それでも、校歌を覚えていない1年生はたくさんいるのではないかと思います。これからも機会あるごとに、校歌を流し、少なくとも耳にはなじんでもらいたいと思っています。

 本校の校歌は、開智高校が創立した時に、歌詞もメロディーも当時の生徒から募集し、生徒の投票で決定したものです。生徒自身の手で校歌を作ったという学校は、私の知る限り、他にはありません。日本全国探しても、極めて珍しいのではないでしょうか。このことは、“生徒の主体性を育てる”という本校の教育重点にも合致しています。この校歌は、生徒の思いが詰まった、まさに開智高校の誇りだと思います。今、学校のHP上で歌詞だけは見ることができますが、近日中に曲もアップしたいと思います。

 今日は、1,2年生は、始業式の後、英・数・国のアチーブメントテストがありました。このテストの目的は、1,2学期の学習の定着度を測ることですが、もう一つ大きな目的があります。それは、日頃の中間・期末考査、全国模試と並んで、来年度の習熟度別クラス分けの成績資料の一つとして活用するということです。生徒はそれを知っていますので、アチーブメントテストへの取組は真剣そのものです。

本校では、1年次のクラスは、入学試験の結果で、学力の高い順にT、S、Dの3コースに分けて編成します。他の私立高校では、入学時の習熟度別コースがそのまま3年間維持される場合が多いようですが、本校はそうしていません。2年あるいは3年に進級するとき、前年度のクラス編成を完全にリセットし、上述の成績資料で再編成します。ですから、1年次にDコースに所属していた生徒の中には、勉強を頑張って、2年次あるいは3年次に最上位のクラスに入る者もいます。逆に、上位クラスの生徒もうかうかしていられません。このようにすることで、生徒全員のモチベーションを高め、学校全体の学力向上を図っているわけです。