3年生と校長との個人面談
校長室での面談の様子
面談した生徒にオリジナル鉛筆をプレゼント
令和3年9月28日(火)
1学期から続いていた3年生と私との個人面談が先週ようやく終了しました。今年も生徒の生の声をたくさん聞くことができ、多くの日数を要しましたが、楽しく有意義な昼休みのひと時を持つことができました。
面談のやり方は、事前に周知したお題から一つ選び、私の前で1分間スピーチをしてもらい、それに対して私がコメントするするというものです。そのお題とは、「ア 将来の夢とそのために今頑張っている事」「イ 開智の良いところと改善した方がいいところ」「ウ これまでの高校時代において自分がとても成長したと思える事・体験」の3つです。
話しやすさからだと思いますが、半数以上の生徒がアを選びました。医者・教員・建築士・検察官・研究者といった専門職を希望する生徒や「語学力を生かして国際社会で活躍したい」、「イラストレーターになりたい」など、自分の特技を生かした職業に就きたいと思っている生徒、中には、自転車で世界一周を目指したいという生徒もいました。若者が夢を語る時の表情は、皆とても生き生きしていて聞いているこちらの気持ちも明るくなりますね。
イを選んだ生徒の多くは、開智の良い所として「勉強の環境がとても整っている」を挙げていました。仲間と一緒になって勉強するという雰囲気があり、開智に来て本当によかったと口々に言ってくれました。うれしいですね。逆に改善点としては、施設の老朽化を指摘する声が多かったです。学園としてもトイレや外壁の改修など計画的に進めてくれていますが、一目でわかる大規模改修は、予算の関係上なかなか難しいところですね。開智は教育内容で勝負、と苦しい言い訳をするしかありません。でもこれは本当です。
ウのスピーチも聞きごたえがありました。生徒は、部活動や学校行事を通じての人間的成長や「高校に来て自分の考えをしっかり相手に伝える方法を学んだ」、「中学校の時とは違って勉強の仕方が主体的になった」など、様々な成長の姿を思い思い語ってくれました。
私からは、校長室に来てくれたお礼として、ポケットマネーで用意したメッセージ付きオリジナル鉛筆を一本ずつプレゼントしました。校長はなかなか生徒と直接対話する機会がないので、この個人面談の取組は大切にしていこうと思っています。