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朝通学路問題の解決に向けて

スクールバスに乗り込む1年生

 

一番の混雑地点(ガスト交差点)

令和3年10月15日(金)

 本校が現在抱えている課題に、朝の通学路に関する近隣住民からの苦情があります。

 開智学園岩槻キャンパスは、高等部のほか、中高一貫部、総合部(小学校)があるマンモス校となっていて、毎朝3部合わせて約3,000人の児童生徒がほぼ同時間帯に東岩槻駅を降り、通学路を歩きます。通学路は2本指定し分散させていますが、それでも各通学路に約1,500人が通ります。それは必然的に、交差点や細い道において、先を急ぐ一般通行人や車の運転手に多大なイライラ感を与える源となってしまいます。もちろん、スマホ歩きや横に広がって歩くなど、生徒のマナーの問題もあり、毎朝3部の教員が重要ポイントに立ち、迷惑歩行への注意を重ねているところですが、この物理的な人数の問題については、より抜本的な解決策が求められてきました。

 そこで今回、時差通学実証実験を行うこととしました(10/13~15の3日間)。高等部のみ、始業時刻を20分遅らせて、通学路の集中利用を緩和させようというものです。また、通学路利用者をより減ずる方策として、高等部の1年生のみにスクールバスを利用させるという試みも同時に行いました。(スクールバスは通常、総合部の低学年だけが利用できるものですが、高等部の始業を20分遅らせることにより、総合部児童の搬送を終えたバスを高等部に回すことが可能となったわけです。ただ、駅ロータリーのスペース、バスの台数の関係で、利用できるのがひと学年だけです。)

 可能であれば3学期にもう一度実験を行い、それらの結果を検証して、本実施とするかどうかの検討を3部で行っていこうと考えています。