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1年生文理選択の決断が迫っています

理科の教員による説明

令和6年10月8日(火)

 多くの高校でも同様だと思いますが、本校でも、高2から文理分けクラス編成を行います。

    昨日1年生の学年集会で、文理選択に向けてのオリエンテーションを行いました。教頭先生が選択決定をする際の全般的留意事項を解説した後、理科の教員から、安易に理系選択することのないよう注意を促しました。

 高校に入学してまだ半年の時期に、将来の人生に大きな影響を及ぼす文理選択を決断しなければならないのは大変酷なことではありますが、来年度の検定教科書必要数を県に提出する期限があり致した方ありません。どの学校でも担任の先生方は、各生徒にどのようなアドバイスをしたらよいか苦慮していると思います。

 現時点で、自分の職業や大学で学ぶ分野が明確にならないのも理解できますが、だからといって、単に「理系分野は職業に就きやすいから」「迷ったらとりあえず理系」という理由で安易に理系にするのはNGです。数学が赤点取るほどの不得手にもかかわらず理系を選択して、大学入試以前に進級が危ないといった事例を何度も見てきています。とはいえ、将来の就きたい職業が明確であるのに、関係科目が不得手だからといって簡単にあきらめろとは言うつもりはありません。夢を手に入れるために、不得手な科目にも全力を尽くして取り組み、乗り越える。その覚悟を持って文理選択をすることがとても重要です。

 時間に制約がある中ではありますが、生徒には、将来やりたいこと、自分の適性・能力などの観点からしっかりと考え、教員や親に相談しつつも最後は自分の責任で悔いのないように決めて欲しいと思います。