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2年生から1年生へCI発表

「人工知能が与える光と影とは」を発表した男子

 

「岩槻を栄えさせるにはどうしたら良いか」を発表した女子

令和7年2月18日(火)

 「総合的な探究の時間」とは、学習指導要領で各年度1単位ずつ行うことが規定されている授業で、特定な教科にとらわれない教科横断型学習をします。生徒の探究的学びの姿勢を身に着けさせる目的で、すべての学校で独自の工夫の下、行われています。

 本校では、当該「時間」を「Contemporary Issues」(略してCI)とオリジナルにネーミングをし、時間割の中には設定せず、各生徒が自学により進める体制としています。

 1年次に各自テーマを設定し、仮説を立ててそれを立証するためのデータ取集、分析、考察、結論、発表という研究プロセスをたどり、2学年末に論文にまとめるという内容です。

 今年の3年生との校長面談で、ある女子が「CIで、環境問題を取り上げたことで、環境に対する意識がとても高まりました。大学も環境系の学部に進もうと思っています。」と言っていました。CIの研究が、生徒の好奇心を刺激し、将来の進路にもつながっていることを知りとてもうれしくなりました。

 毎年この時期に、2年生の各クラスで選ばれた優秀な研究を1年生の前で発表させています。とても良い取組ですね。後輩は、先輩の良い研究を間近に見て、現在の自分の研究に足りないところの気づきを得ることができ、「よし!自分もあれを目指そう!」という気持ちになる1年生もたくさんいるはずです。

 昨日、それがあり、私も見学しました。どの発表も、見やすくかつ興味を引くようにデザインされたスライドを駆使していました。生徒たちのデジタル技術は年々高まっているように感じます。

 2年生の発表者の皆さん、お疲れさまでした。1年生には、今日の先輩たちの発表を参考にして、より良い研究につなげてくれることを期待しています。