新着情報

これからがこれまでを決める

令和7年3月18日(火)

 昨日、高等部の卒業式でした。

 校長式辞で、卒業生に送った言葉が「これからがこれまでを決める」です。

 この言葉は、数学者でエッセイストの藤原正彦氏が8年前に書いた本で引用していたのを読んで、私も初めて知った言葉です。とてもいい言葉だなと思って、私自身大切にしている言葉です。

 この言葉は、「過去のマイナスの経験は、これからの生き方によって、プラスの意味付けができる」という観点で、人生の失敗から立ち直りを促す文脈で使われることが多いと思いますが、開智生には、彼等用にアレンジした解釈で、この言葉を紹介しました。

 彼等には「開智でどんなに有益なことを学んだとしても、それを将来に生かさなければ、その学びの意味は失う。これからがこれまでを決めるんです。」と伝えました。

 開智生が、大学そしてその後の人生において、さらなる成長を続けることを期待しています。卒業おめでとうございます。