献血啓発講義
令和4年11月8日(火)
毎日血液を祈るように待っている人たちがいます。血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません。常に献血が必要とされる理由です。ところが、近年特に、若者世代の献血離れが指摘され、それに追い打ちをかけるように、コロナ禍がもたらす献血者の減少による血液不足は深刻な状況が続いていると聞きます。
本校では、少しでも患者さんの尊い命を救うためのお役に立てればと、昨年度より校内献血に取り組んでいます。今年も12月15日に埼玉県赤十字血液センターに献血バスのチャーターをお願いしています。
それに先立ち、昨日、同センターの血液推進課の職員をお招きし、2年生を対象に、献血啓発に向けた講義をしていただきました。その中で、白血病を患い23歳という若さで世を去った青年が死の直前に自ら作成したメッセージビデオが流されました。青年の「あの日誰かが、献血ルームに足を運んでくださって、その血が僕の体に届いた。1日、1日、まるでリレーのように僕の命をつないでくださった。」との感謝の言葉は、生徒達に献血の意義を理解させるに十分なインパクトがありました。
今年も多くの開智生が協力してくれることを期待しています。