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卒業式

令和4年度卒業証書授与式を執り行いました。

祝電

卒業生入場

送辞

 三年生の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。在校生一同を代表してお祝い申し上げます。

 この開智高校で多くのことを成し遂げてきた先輩方の晴れやかな眼差しに私たちは嬉しさと誇らしさ、そして寂しさを感じずにはいられません。今皆様は、新たな旅立ちに喜びを感じるとともに、これまでのたくさんの思い出があふれていることと思います。私たち在校生も先輩方とともに過ごしたたくさんの思い出が浮かんできます。あっという間に過ぎてしまい、たくさんの思い出が詰まった二年間がとても短く感じられ、そんな素敵な日々が今日で終わると思うと、物足りなさと、寂しさを感じます。そしてコロナ禍のため、在校生全員で先輩方の最後の姿を見送ることができず、残念な気持ちでいっぱいです。

 ここ数年続く新型コロナウイルスにより制限されることが多く、それは学校生活だけでなく、様々な行事にも影響がありました。楽しみにしていた行事が中止になり辛い思いをしたこともあったと思います。厳しい制約がある中で行われた時鐘祭や体育祭。お互いに協力しながら最高のものができるよう試行錯誤しながら作り上げ、全員が楽しむために全力で盛り上げていた先輩方の姿がとても印象に残っています。

 入学してすぐの新入生歓迎会がコロナの影響で行われなかった私たちは、すべてのことが新しく、分からないことばかりでとても不安でした。そんな私たちにそっと手を差し伸べて、助けてくださった先輩方のやさしさと頼もしさは、今でも忘れません。皆さんは私たちの憧れです。普段の学校生活でも、ほぼ毎日遅くまで講習を受ける姿や自習室での先輩方のとても真剣なまなざしが、良い刺激になっています。また、その姿勢から目標に向かって努力する尊さや厳しさを思い知り、身の引き締まる思いもしています。私たち在校生は、切磋琢磨しお互いを尊敬し合いながら、新たな開智高校を築く存在となれるよう、先輩方の姿を追いかけていきます。

 先輩方は今日、この学校を去り新しい世界に羽ばたこうとしています。それぞれの道のりは、多くの壁があり決して簡単に進めるものではないでしょう。新しい環境に対する不安をかかえることもあると思います。その世界は皆さんの、今までの努力の証です。自分の無限大の可能性を信じて歩み続け、その道のりにたくさんの花を咲かせてください。最後になりますが、皆様の一層のご活躍とご健康をお祈りし、送辞といたします。

 令和五年 三月十七日 

 在校生代表  板 穂乃佳

答辞

寒さの和らいだ風や、日に日に暖かく感じる日の光から、春の訪れをますます感じるようになりました。

この度は、私達のために卒業式にご臨席いただきました多くの来賓の皆様、先生方、保護者の皆様、心より感謝申し上げます。私たちもこの日を迎えることができたことを非常に嬉しく思います。

今振り返ると、三年間の高校生活は、自分が想像していたものよりもずっと濃く、充実しており、たくさんの思い出で溢れています。

三年前の入学式は、全く新しい生活がこれから始まるという期待と、友達ができるのか、クラスになじめるかなどといった不安を抱えていました。しかし、少しずつ日が経っていくうちに互いに打ち解け合うことができ、最初の頃は静かな時間が多かった教室も気づけばとても賑やかになっていきました。コロナ禍ということもあり、文化祭などの大きな行事のほとんどが潰れてしまい、一年生の頃は行事が体育祭しかありませんでした。逆に、体育祭しかなかったため、みんながこの行事を大切にし、クラスの団結がより一層強まったと思います。残念ながら優勝は出来ませんでしたが、クラス全員が全力を尽くすことができ、悔いは残らず、思い出に残る印象深い体育祭にすることができました。一年が過ぎていくうちに、最初の頃感じていた不安はいつの間にか忘れていて,たくさんの楽しい思い出に詰まった一年にすることができました。

二年生になると、部活動や委員会では私達が中心として引っ張っていくようになり、私は生徒会長を務めました。一つの組織をまとめるのは思っていたものよりもずっと難しく、時には他人と衝突することもあり、失敗を重ね、大変で辛い日が続くこともありました。しかしそれ以上に仲間と何かに真剣に取り組み、話し合いをするのが本当に楽しく、生徒会長としての一年間は私にとってたくさんのことを経験し、学ぶことができた貴重な時間です。また、私が困っていたときや辛いときにいつも正確な助言をくださった先生と悲しい時に支えてくれた友人には感謝の気持ちでいっぱいです。

気づけば二年生も終わり、早くも高校生最後の一年を迎えました。

自分の進路を決めるため先生方や両親と何回も相談し、特に親と相談するときは大きな言い争いになることが多々ありました。何度も何度も話し合いを重ねていくうちに、進路が自分自身によって狭められ、そしてそれによってずっと私が私自身を苦しめていることが分かりました。自分の進路はこれしかないと決めつけていたことを親は悟らせてくれて、私も視野を広げて進路を考えることができました。私の将来の可能性を広げてくれた両親、何度も相談に乗っていただいた先生方、本当にありがとうございました。

最後に、私がこんなにも素晴らしい高校生活を送れたのは、ずっと支えてくれた先生方と両親、そして楽しい時も辛いときも傍にいてくれた友人のおかげです。

感謝の気持ちをいくら伝えても伝えきれません。

三年間を過ごした学校を離れ、毎日のように会っていた級友と別れるのは寂しいですが、私たちは友人と築いたかけがえのない大切な思い出を胸に、高校で学んだことは何一つ無駄にすることなく生かし、それぞれの進路に向かって歩んでいきます。

開智高校の今後の益々の発展を祈念して、答辞とさせていただきます。

 

令和五年三月十七日 

第三十八期卒業生代表 趙 真希

卒業証書授与

表彰

大村賞

優秀賞

皆勤賞

学校長式辞

学校へ記念品贈呈

学校より記念品贈呈

同窓会より記念品贈呈

在校生 送辞

卒業生 答辞

卒業生退場①

卒業生退場②

卒業生退場③

卒業式後