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校内に迷い込むオオミズアオ

神秘的な羽のオオミズアオ

令和3年6月2日(水)

 先日、生物の先生が、廊下に珍しい蛾が迷い込んでましたと、校長室に持ってきました。オオミズアオという野生の絹糸虫(けんしちゅう)の一種だと教えてくれました。絹糸虫とは、幼虫から蛹(さなぎ)になる時に絹糸を吐いて繭玉をつくる昆虫類のことを言い、カイコが有名ですね。オオミズアオは、本校でも時々見かけるのだそうです。青白色のとてもきれいな羽が神秘的でひと際目を引きます。羽を広げた状態だと横幅は10cm位あり、なかなかの大型です。野生とはいえ、繭からはカイコのように絹糸が取れるそうですが、鳥害に遭わぬよう目立たないところに潜むため、校内で繭の状態で発見されたことはないとその先生は言ってました。野生の繭は貴重で、その絹糸で作ったネクタイは、うん十万円の値が付くんだとか?繭を見つけたら是非絹糸の取り出しに挑戦してみたいですね。