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GTECスピーキングテストの様子

令和3年6月23日(水)

 今週、1,2年生の全クラスで英語の授業時間を使ってGTECのスピーキングテストを行っています。リーディング、ライティング、リスニングの3技能については、先週終了しました。

 GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している英語4技能検定で、「Global Test of English Communication」の頭文字をとったものです。開智高校では、英語を使える人材育成の観点から、2016年度からGTEC を活用し、生徒一人一人に英語4技能学習への動機づけを図っています。特に、スピーキング力の向上はとても重要なテーマです。

 語学学習においては、まず読む力がベースにあることは否定できませんが、それだけでは使える英語になりません。外国人との交流が拡大している現在、スピーキング力を含めた4技能をバランスよく伸ばすことが、今求められる英語教育です。

 大学入試へのスピーキングテストの導入が国レベルで議論されています。今日のニュースで、大学入試共通テストにおける民間英語検定試験の導入を文部科学省は断念する方向であることが報じられ、受験生への公平、公正が担保できない以上当然の結論ですが、大学入試共通テストでスピーキングテストが実施できないことには、個人的には残念です。何とか大学入試センターで責任もって実施できないものでしょうか。しかし、共通テストでは無理でも、その代わり、大学の個別の入学試験でのスピーキングテストの実施はこれからますます増えていくでしょうから、スピーキング力の強化に向けて手を緩めるわけにはいきません。本校でも、遅まきながら、今年度からALT(外国人指導助手)を英会話の授業に導入したところですが、引き続き、生徒の英語のコミュニケーション力向上に努めてまいります。